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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】
[470]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/05/09(土) 22:59:40 ID:???
霊夢「誰が早苗の同僚か。……ま、そんな訳で誰も異議とか無さそうだし、私もお茶したいんだけど。
大丈夫だったかしら? ――特に、そこで居眠りしている黒帽子の方とかね」
魔理沙「……寝てないぜ。目を閉じて、集中して聞いていただけだ」
霊夢「はいはい。……で、アンタは何か無いワケ、魔理沙?」
霊夢は最後に、壁にもたれ掛かって居眠りをしている魔理沙に対し意見を求める。
この頃森崎が来て以来、試合前であろうと何だろうと、魔理沙は魔法の研究に加えて明け方までサッカーの特訓に取り組むので、
こうして霊夢が居眠り中の魔理沙をたたき起こすのが日常だった。
そして、結果が伴わないのか、不機嫌に「特に無いぜ」とそっけなく答えるのを霊夢がスルーするまでが一連の流れだった、のだが……。
魔理沙「――なあ霊夢」
霊夢「はいはーい。それじゃ皆きゅうけ……え? 何かあるの?」
この時は珍しく、魔理沙は何か言いたい事があるようだった。
霊夢は貴重な試合前の休憩時間が潰されたと、心底面倒くさそうな顔で魔理沙の方に再度向き直る。
森崎「(……成程な。そりゃあ、あんだけのシュートが出来たんだったら――な。
全く、最初はこの役立たずと思ったが。あそこまで成長するとは思わなかったぜ)」
魔理沙が何を言わんとしているのかを理解出来たのは、常に魔理沙の特訓に付き合っていた森崎だけだった。
彼だけが、今の魔理沙に包まれてる心地の良い達成感を知っているのだ。
何せ、『あんだけのシュート』を、彼は……その身で受け止めてみせたのだから。
魔理沙は一言だけ確認するように、こうつぶやいた。
魔理沙「なあ。場合によっては――ペナルティエリア内のさとりに向かって、シュートを撃っても構わない……よな?」
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0ch BBS 2007-01-24