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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[485]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/10(日) 02:09:47 ID:???
魔理沙「さーて。これでお見合いだな。地霊殿のお姫さん」

さとり「……貴女が次に何をしようとしているのかは分かります。ですが、一つだけどうしても解せない事があります」

魔理沙「何だ? 言っちゃなんだが、私の思考はとても理路整然としているぜ?
魔法使いは論理が大事。複雑な術式も、細かいロジックの積み重ねにしか過ぎないからな」

さとり「……貴女がしようとしている事。それは勿論、この私の守りをもひっぺがす超強力なシュートを放つ事です」

魔理沙「まあ、そうだな」

さとり「ですが。そのシュートは地上から放てるミドルシュートですよね?
だったら、無理してポストプレイをして貰ってまで。ペナルティエリア内でシュートを撃つ必要は無いと思いますが。
どうせなら、ペナルティエリアを離れて撃った方が良い。その方が決まる確率も高いでしょうに。全然論理的じゃないわ」

第三の目を通して映る圧倒的なシュートの全景を前にして。
さとりは怯えながらも気丈にそれを隠し、毅然と魔理沙に対して疑問を投げかける。その様子は淑女然とていた。
だから余計に、次に魔理沙が言い放った言葉がさとりにとっては野蛮で非条理的に聞こえた。
魔理沙はごく当然の事を説明するように、あっけらかんとこう言った。

魔理沙「――だって、当然だろ? 物語の主人公はいつだって、強大な敵の全力に立ち向かい、そして勝利する。
裏道やアイテムを使うのは、どうしても勝てない時の非常手段だ。そして――」

さとり「――『そして、今の私は、真正面からぶつかっても勝利できる』……ですか!
果たしてそれが、貴女の可哀想な思い込みに過ぎなければいいですね……!」

魔理沙「話が早くて助かるぜ。だから――勝負だ、怨霊も恐れ怯む少女・古明地さとり!
お前の覚妖怪としての能力と――!」

さとり「………ッ!(――爆発的な力のイメージ! だけど……私だって負ける訳にはいかない!)」


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0ch BBS 2007-01-24