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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】
[500]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/05/10(日) 22:00:29 ID:???
空「お燐違うよ! 核分裂じゃなくってミューオン触媒核融合だってば!
多分、あのミニ八卦炉が中間子工場代わりで、負ミューオンが物質中の水素の触媒となって自然崩壊したんだと思う!」
さとり「――そう。お燐、お空、ありがとう……」
さとりは空の科学的な説明を聞き流しながら、二人の頭をくしゃっと撫でて立ち上がる。
試合はまだ始まったばかり。お燐と空を支える一勢力の長としても、さとりはここで挫ける訳にはいかなかった。
***
一方で、ゴールを決めた側の博麗連合の面々も、魔理沙が今放ってみせた最後の閃光
――『ファイナルスパーク』のあまりの威力の高さを見て、祝福するよりも先に戦慄していた。
霊夢「…………」
魔理沙「はぁ、はぁ……! ど、どうだ霊夢、凄いシュートだろう!
なんせ、実際にシュートを撃って見せた私自身が、あまりのえげつない威力にビビってるくらいだしな!」
しかし、そんな事はもはや魔理沙には関係が無い。
これまでの努力が実を結び、レミリアよりも勇儀よりも、最近調子に乗ってる鈴仙よりも。
他のどのライバルにも負けない最強のシュートが完成してしまった以上、
彼女の高揚感を押えられる者は誰ひとりとしていなかった。
霊夢「……魔理沙」
魔理沙「な、何だなんだよ。そんな怖い顔して。ま、確かにさ、これまでは私もパッとした活躍をしてなかったけど。
これからの活躍でぜーんぶチャラだ。今に見てな。私がさとりからダブルハットを取って、得点王に返り咲く姿を――」
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0ch BBS 2007-01-24