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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[504]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/10(日) 22:06:10 ID:???

魔理沙「……れ、霊夢! さっきヘンな事言ってたけど……アレは冗談だよな! だから私に――!」

実況「そしてPA内に控える魔理沙選手は、霊夢選手に対して必死にボールを要求しています!
これはやはり、あの『ファイナルスパーク』を使う構えなのでしょうか〜〜〜!?」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「いっけー! 魔理沙ー!」「レミリアやうどんげじゃない、お前がナンバーワンだー!」
「さとりにトラウマを植え付けてやれー!」「サトリ サトリ サトリ サトリ」「お前三文字だったら誰でも良いのか」

――そして、そうなると必然的に、観客達の注目は先程鮮烈なゴールを決めた魔理沙へと移っていく。
あの無敵の『ファイナルスパーク』が、容赦なくさとりを病院送りにしてしまうのではないか。
そんな嗜虐的な興味も籠った、熱狂的な声援もあり、場の空気はますます強まる。
ボールを持った霊夢は一瞬の逡巡の後、大きく右脚を振り上げて――。

霊夢「(…………魔理沙)――それっ、小町! 一旦アンタに繋ぐわ!」

バシッ!

小町「ふわ〜い」

実況「霊夢選手、ここは直接では無く一旦小町選手のポストプレイを経由するようです!
サイドにはけてから小町選手にセンタリングを放つ!」

魔理沙「霊夢……! ありがとな、私絶対決めてみせ――」

魔理沙は、霊夢が自分にボールを出してくれると無理矢理にでも信じていた。
眠そうに瞼をこすりつつ、しかし距離を操ったのか途轍もない跳躍を見せる小町の足元へと魔理沙は向かう。
――しかし。


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0ch BBS 2007-01-24