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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[510]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/10(日) 23:33:26 ID:???
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魔理沙「な、なんでだよ! 何でさっき、私に渡してくれなかったんだよ!?」

霊夢「……………」

――二点差で前半戦を折り返したにも関わらず、
ハーフタイム中の博麗連合の控室は険悪なムードに包まれていた。
理由は勿論、前半終了間際のワンシーンにある。

魔理沙「小町のポストプレイさえあれば、私も充分ペナルティエリア外で撃つチャンスがあった!
霊夢はトップ下だから、無理をしてまで体力を消耗するシュートを撃つ必要は無い!
なのに、どうして………! どうしてあの時、私にボールをくれなかったんだよ!!」

魔理沙は霊夢の襟首を掴んで問いただす。
何時もの霊夢は、人のプレーを軽く咎める事はあっても、明確に禁止の意を告げたりはしない。
自由奔放にさせておいて、それなのに皆が何となく纏まっているというのが普段の彼女らしい姿だった。
折角凄いシュートを開発したのに認めて貰えなかったという子供っぽい感情が相まって、
魔理沙は友人に対して明確な怒りと動揺を露わにしていた。

霊夢「…………」
霊夢はかぶりを振って、魔理沙の問いかけに応えようとしない。
しかしそれは無視や拒絶では無く、言うべき言葉を選んでいるようにも見えた。


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0ch BBS 2007-01-24