※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[519]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/12(火) 00:35:45 ID:???
中山「……あのシュートは、そもそも人間が撃てるような代物じゃない。
要するに彼女は間違って。あまりに強力すぎて、自分でも撃てないようなシュートを編み出してしまった。
――そういう事ではないだろうか?」

永琳「ご名答。正確に言えば――」

中山の発言に永琳が頷いた。そして永琳は鈴仙達に向かって医学的な観点から講釈を入れる。
その結論は、当の霧雨魔理沙本人にとって、非常に痛ましい物である事は想像に難く無かった。


*****


霊夢「……ってこと。分かった? つまりあのシュートは、あんたの脚で蹴り出せる限界を軽く三周は超えてる。
物理的には勿論、魔術的にも無理。道理を無理で捻じ曲げてるから、足に掛かる負担もバカみたいに大きい。
だから――このシュートを撃つ事は即ち、自分で自分のサッカー寿命をガリガリ削っているようなモンって事。
次かその次か。はたまたその次かは分からないけれど……魔理沙。
――このシュートに頼っていたら、アンタは遠くない将来、いつか必ず破滅する。身に持て余る力の、あまりの大きさにね」

魔理沙「ど、どうしてそんな事がお前に分かるんだよ……。医者がそう言ってたのかよ……」

霊夢「道理で考えれば一発よ。あの永琳だって、今のシュートを見れば、さっきの私と全く同じ事を言うと思うわ」

魔理沙「マジかよ……」

場面は再び博麗連合の控室に戻る。
魔理沙は霊夢の説明をあらかた聞き終わって、いよいよ怒るよりも先に落ち込んでいた。
霊夢の発言を嘘と決めつけて跳ね返す事も出来た。
しかし魔理沙には、珍しく声を荒げつつも理路整然と説明を行う霊夢の真剣な顔を見てもなお、
それを嘘八百だと笑い飛ばす程の強い神経は持ち合わせていなかった。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24