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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[520]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/12(火) 00:36:58 ID:???
霊夢「……幸い。さとりが相手だったら、アンタはPA外の『マスタースパーク』で充分決められるわ。
レミリアんとこのヘンな中国人は良く分かんないけど、『ブレイジングスター』や『ドラゴンメテオ』と、
幅広い攻め手と豊富すぎる体力がある、アンタの方が最終的に有利になる。
で、私は決勝の相手は鈴仙達永遠亭ルナティックスになると思うけど。
輝夜は永琳に頼るのと、ヘンなファンを世界中から掻き集める事位しか能が無いから、
永琳にもファンにも頼れない一対一を仕掛けてやったら良い。
――ほらね? 『ファイナルスパーク』に拘らなくても、魔理沙。アンタは充分活躍出来るわよ」

魔理沙「(………………)」

霊夢は語気を和らげ、現実的な問題を交えつつ、
魔理沙には『ファイナルスパーク』を使わずとも活躍出来る道があるのだと言う事を冷静に示していく。
感情的で荒っぽくはあるが、魔理沙とていっぱしの魔法使い。魔法使いは理を何よりも好む種族。
だから、論理に基づいた正確な事実を告げれば、きっと納得してくれるだろう。
そう考えての事でもあったが、果たしてそれは効果があった。
魔理沙は落ち着いた様子で深々と白黒の山高帽をぎゅっと被りなおして告げる。

魔理沙「……分かったよ、霊夢。私、もうアレは撃たない」

霊夢「魔理沙。……分かってくれたのね」

いくら本人が取り繕おうとも、この時の霊夢の口調は心底穏やかで優しげだった。
もしかしたら、霊夢は不安だったのかもしれない。
森崎という謎の外来人が現れて、魔理沙は最近、その外来人の生き方に心を惹かれていた。
そしてその結果、魔理沙は自ら破滅の道を進みつつあった。

魔理沙「――さ。作戦練ろうぜ。次は私達のキックオフだ。アリスの一人ワンツーを使うのも良いかもな。
針妙丸は結構疲れたろうし、敢えて衣玖。お前がロングパスをするってのも……」


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0ch BBS 2007-01-24