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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】
[522]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/05/12(火) 00:52:02 ID:???
しかし、今ここで霊夢の説得を聞き入れた魔理沙は、
まるで憑き物が落ちたかのように、朗らかかつ熱心にミーティングを先導している。
そんな魔理沙の姿を見ていた霊夢の口元は緩んでおり、どことなく安心しているように森崎には見えた。
魔理沙「……………」
森崎「………ん?」
ふと、森崎と魔理沙の目が合った。彼女は森崎に対して、こう問いかけているように見えた。
――どうする。お前だったら……?
森崎はそんな彼女の強さの中に不安が見え隠れた表情を見て鼻で笑った。
彼はじっとり目線を飛ばして、こう答えてやる事にした。
――俺はお前みたいなヘマはしないよ。一緒にすんな、バーーーーカ。
魔理沙の返答は森崎にはどうでも良かった。
彼はもう既に、先程おぞましいまでの殺気を向けて来た勇儀のシュートをどう受け止めるか。
どうやって挑発して、あの偉そうな大女の角を、いや鼻を明かしてやろうかとウキウキしていた。
森崎はこの時、霊夢の魔理沙に対する説教を横で聞きながら、
自分は決して魔理沙のような惨めな目には遭いたくない。いや、決して遭わないと根拠も無く確信していた。
*****
中山「(凡人が凡人の限界を越えた代償による、身体の崩壊か……)」
一方で、永琳の話を聞いた中山は。
彼のとある親友の姿を先の不幸な少女と重ね合わせ――口に出来ぬ不安を覚えていた。
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0ch BBS 2007-01-24