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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[566]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/16(土) 21:58:12 ID:???

てゐ「ぷはー。やーっとこさついた」

つかさ「何回も人にぶつかっちゃいましたね。ひったくりとかが居ても分かりませんわ」

鈴仙「あははっ。つかさったら心配性ね。大丈夫よ、この私がひったくりなんか……に……?」

そうして、辛うじて人ごみを抜けた鈴仙はスタジアムの外で、
つかさの発言を軽く受け流すように、ポケットにポンポンと手を当てるが――。

鈴仙「……あれ。私のサイフが無いんだけど」

てゐ「うわー。やっぱり心配だなぁ、コイツ……」

パスカル「……おいおい。しっかりしてくれよ、レイセン?」

鈴仙「――う、うっさいわね。人が多すぎて、気付かなかったのよ」

鈴仙を白けた表情で見る者が数名。
そんな仲間達の薄情さに対抗するべく鈴仙は言い返すが、語気に力が入らない。
つかさが心配した通りか、それとも単純に道端にでも落としただけなのか。
その理由はともかくとして、今の鈴仙には金が無かった。

鈴仙「ゴメン、ちょっと探してくる!」

バッ!

てゐ「あっ、鈴仙! ……って、行っちゃった」

鈴仙は単身身を翻して、妖怪の山モリヤスタジアムの観客席へと戻って行った。
別に「ふわたり手形」くらいしかない古財布、見逃しても良いんじゃないかなぁ……と思いつつ、
てゐはそんな機転が効かない鈴仙を見送るのだった。


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0ch BBS 2007-01-24