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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】
[604]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/05/22(金) 00:45:02 ID:???
A:「……分かったわ。信じないけれど、話を聞いてやろうじゃない」岬の説明を聞く。
鈴仙「……分かったわ。話を聞いてやろうじゃないの。別に信じないけどね」
岬「素直じゃないね。……でも、少し意外かな」
岬は澄ました顔のまま薄く笑って頷く。
意外と言いながら、その答えを始めから予期していたようだった。
そんなスカした態度に、鈴仙はむっとした表情をしてみせるが、無視して岬は話し始めた。
岬「さて。今回種を明かすべき事は二つだね。
まず一つ、八意永琳の真意。彼女は何を想って小次郎……ヒューガーに手を貸しており、何を狙っているのか。
そしてもう一つ、鈴仙さん。君が何故、この一連の大異変において中心的な存在となっているのか。
この二つの謎は繋がりの深い問題なのだけれど――そうだね。取りあえず、前者から語っていこうか」
鈴仙「お師匠様の真意……ね。確かに私はそれを知らないかもしんないけど。
どうしてアンタ達がそれを推測できるのかは、大いに気になるわね」
せめてもの抵抗として、鈴仙は岬の弁舌に横槍を入れていく。
確かに岬の語る真実は気になるが、しかしそれでも彼の事がどうしても気に入らない。
岬「――まあ。話を聞くと言った時点で、ある程度は信用してくれたと考えてはいるんだけどね」
岬は鈴仙の頑なな態度にも応えず、むしろそれを最低限の信用の証として満足気に頷く。
そこから一呼吸を置いて、彼はゆっくりと話していく。
岬「――さて。八意永琳の目的が何であるかを指し示す前に……。僕は今から少し、簡単なたとえ話を君にしなくてはならない」
鈴仙「いきなり回りくどいのね」
岬「仕方ないさ。だって僕は今から、今から君が聞いたこともないような、
信じられないような途方もない話をしなくちゃいけないんだから」
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0ch BBS 2007-01-24