※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】
[708]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/05/24(日) 20:18:05 ID:tD5VSiQ+
★地底探索イベント(簡略版)→ クラブ7 ★
それ以外→無事に旧都に辿りついた。
鈴仙「……うん。幸いにも何も起きなかったわね」
鈴仙は大した被害を受ける事も無く、地霊殿のエントランスへと降り立った。
そこから受付嬢ごっこをやっていたお燐に話を通し、手下?の怨霊の案内で、
鈴仙は地霊殿の暗く湿った地下牢獄の最奥まで進んで行くと――。
矢車「……俺を笑いに来たのか」
矢車が相変わらず、無数の鎖に自ら繋がれて楽しそうにしていた。
前にさとりから聞いたところによると、彼は光を掴もうとする自分自身を罰する癖があるらしい。
こいついつも自分自身に罰せられてんなと思いつつも、鈴仙は引いた作り笑いで答える。
鈴仙「違いますよ。――前に言ってた話、アレを渡しに来たの」
鈴仙はスカートのポケットからひらひらと刺繍の付いたハチマキを取りだすと、
矢車の陰湿な顔が少しだけ動いた。
矢車「……お前、今『いいことした』とか思ってるんじゃないだろうな?」
……と、思ったのは気のせいだった。
散々罰して来た効果か、矢車はもはやその程度の光に囚われる事は無かった。
矢車「俺達みたいなろくでなしが少しでも光を掴もうなんて思うと、痛いしっぺ返しを食らうぞ」
鈴仙「――は、はあ。そうですか」
実はこれも最近アンニュイな鈴仙を気遣っての、矢車なりの親切な助言なのかもしれない。
鈴仙はそう前向きに思うことにして、矢車の差し出された腕にハチマキを掛けてやった。
矢車は暫くその布きれを見て、はぁ……と溜息を漏らしてはいたが。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24