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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[74]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/17(金) 00:31:43 ID:???
神奈子「……ぐっ」

諏訪子「ほらほら、動かないの。動くと傷口が広がるよー?
(何なのさあの宇宙モンスター……! たかがシュートで、強大な神霊たる神奈子にここまでの負傷を負わせるなんて。
ほんっと、私も昔は井の中の蛙だったけど、アレを見ると地球の中の祟り神って感じだよ、ホント)」

――守矢みらくるずの陣内では、諏訪子が先の永琳のシュートで負傷した神奈子に応急手当を施していた。
永琳が放ったシュートに含まれる強烈な精神エネルギーが、神霊に近い気質を持つ神奈子ですら消せない傷を残していたのだ。
普段は豪胆な彼女が明らかに弱っている様子を、早苗は心配そうに、かつ申し訳なさそうにじっと眺めている。

早苗「(ああ……本当にもう嫌になる。こんなにみじめな自分が。
神奈子様も、どうせなら不甲斐ない私を叱って下されば、少しはスッとするのに)」

早苗には普段の不敵で堂々とした笑顔を作る余裕すらない。
不安定な愛されない一人の少女に出来る事は、親代わりだった神の治療が上手く行くことを、
それこそどこの馬の骨とも知らぬ神に祈るのみである。

諏訪子「……うーん。ま、5分位は休んだ方が良いかもね。
無理して試合に出るよか、5分後に直して出て貰った方が都合が良いよ」

神奈子「……悪いわね、諏訪子。褒美に神の祝福を与えん」

諏訪子「いや、アンタから貰わなくても私自分で神の祝福できるし。
それに、今は祝福なんかよりも必要なのがあるでしょ。ほら……」

早苗「……?(お二人が何かを話しているけれど……?)」

諏訪子は軽口を叩きながら、神奈子と何かを話している。
最初は近くの早苗達にも聞こえる明瞭な声だったが、後半の方は耳打ちするようにしており、何を話したいのかがはっきりしない。
早苗には「債権者」「第二抵当」「金銭貸借」……など、まだまだ子どもの早苗には良く分からない。
テレビで昔聞いた事があっても、意味まではイマイチ掴めない言葉も含まれていたが、
何かよからぬ話である事は何となく理解できる。


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0ch BBS 2007-01-24