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【逆襲の】キャプテン霊夢28【魔理沙】


[67]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/26(日) 22:22:43 ID:orCdZslE
鈴仙「はい、終わりね。お疲れ様」

倒れた鼎に手を差し出す鈴仙。鼎は一瞬躊躇うがおずおずとその手を取る。

鼎「お疲れ様です、鈴仙様。う〜、また駄目だった……」

鈴仙「そうね。でも前よりも全然良くなってるわ。
   この分なら、そう遠くない内に一本取られちゃうかもね」

鼎「ほ、本当ですか!?」

鈴仙「ええ、この調子でちゃんと稽古してればね」

鼎「は、はい!私、頑張ります!」

慕っている師匠に褒められたとあって、嬉しそうに顔を緩める鼎。
その様子が何となく可愛く思えて、鈴仙はぽんぽんと軽く頭を叩く。

鼎「あ、えへへ……」

突然の鈴仙の行動に少し驚きつつも、されるがままにされる鼎。
恥ずかしいのか、その頬は少しだけ赤く染まっている。

鈴仙「(本当は私よりも師匠が教えた方が早く強くなれるんだろうけど……。
    こんなに慕ってくれてるのに、放り出す訳にもいかないわよね。
    私としても良い勉強になってるし)」

誰かに教えるのは自分が学ぶよりも難しい。深い理解がないと、相手に正確に
伝えることが出来ないからだ。それに、子供ならではの発想というのも決して
侮れるものではない。


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0ch BBS 2007-01-24