【その隙を】キャプテン霧雨103【狙い撃て】

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[197]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2015/06/11(木) 23:34:52 ID:???
>>A　手を振り払う

魔理沙「…ああ、そうだな。どんな手を使ってでも勝つ」

『そうだ。それでいい』

魔理沙「確かにそりゃあ私の座右の銘だな！」

バシィッ！！

『な………なんだと…』

魔理沙「確かに私は勝ちたいし負けたくなんかない。
　　　　　挑発だってするし、相手を策に嵌めるのにだって迷いも疑いもない。
　　　　　けど、まあ相手選手をぶっ壊してまで勝ちたいか…なんてそりゃあ思ってねえさ」

『その行為のどこに違いがあるという…！勝つために他者を踏みつけること、それ自体に違いがないだろうが…！』

魔理沙「サッカーは格闘技かもしれないが、殺し合いじゃないぜ？
　　　　　それにまあ、そういうのは私の気に食わんからやらん。そういうことだ」

手を振り払い、魅魔の声を真似しているそれに決別の言葉をぶつける。
魔理沙はこの声の正体が魅魔でないことなど、わかっている。
彼女の声が一番魔理沙に効果があると知っている者…。
魔理沙自身の中の破壊を肯定する心そのものだった。

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