【全国への】私の巫女様Ⅹ【険しき道のり】

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[808]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/09/24(木) 02:27:47 ID:???
てきのレフトウイング
「あっ！？　シュートできない！」

すぐさま発射点へ手が差し込まれ、すべての道が掻き消え。
シュートコースを失ったシュートは、虚しく弾き落とされフィールドを転がる。

こんな光景が、大会中ずっと繰り広げられていた。
あっさりと守備をかいくぐられてシュートを放たれるも、
ゴール前に立ちふさがる長身の男――そう　"須賀　京太郎"　に阻まれる。

楽しげに笑顔を輝かせ、幾多のシュートを叩き落とす。
一人でチームを守り立て、味方の挙げる数少ない得点を守り切る。
"ハンドボールの世代別全国選抜"　チームに選ばれ、ゆくゆくは国を代表するGKに育つ。
誰もがそう信じて疑わなかった、"須賀　京太郎"　と言う男の未来。

そんな未来は、"読書好きの幼なじみ"と。
"高遠原の天使"　によって現実とはならなかった。

……
…

須賀　京太郎
「シッ！」

シュバッ――バチィィッ！

君代　命
「なっ！？」

私の右足から放たれたシュートは、完全フリーとあってゴールのどこでも狙える状態。
クロスを描くように左隅を狙ったシュートが、伸びてきた右腕に叩き落とされる。

前次写

0ch BBS 2007-01-24