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【優勝】キャプテン森崎48【エンディング】


[112]2 ◆vD5srW.8hU :2015/06/06(土) 07:53:17 ID:CYeeWqvU
知る人ぞ知る事実。カール・ハインツ・シュナイダーは病的なシスコンである。
その為ヘルナンデスに想いを寄せるマリーに徐々に嫌われつつあり、
それを何とかしようとして負のスパイラルに陥っているのが彼の最近の日常であった。

フライハイト「(仕方がない、また妹をダシにするか)そろそろ練習時間だ、頭を切り替えろ。
お前はこのクラブのエースでありドイツサッカーの希望の炎。そんなお前が家族とのトラブルで
パフォーマンスを落としてみろ、第三者の勝手な言葉を嫌がった妹が即刻イタリアに行くかも知れんぞ」

シュナイダー「くっ………分かった。スー、ハー…よし、大丈夫だ」

それでも彼がサッカーに私情を持ち込まずプロに徹するのは流石の貫禄と言うべきか、
それともフライハイトの操縦の上手さを褒めるべきか。簡単に心機一転したシュナイダーは
フライハイトと共にクラブハウスのロビーに向かい…

フライハイト「(何故その精神力を妹離れに使えないんだ…おっと、今は話題を逸らさないとな)
では行くぞ、今日は新選手の入団もあるんだ。さっきロビーが騒がしかったから、既に来ているかも知れん」

シュナイダー「ん?…ああ、そういえば監督が新戦力を加えるかも知れんとか言っていたな」

フライハイト「ああ、相手がアジア人なだけに首脳陣が躊躇っていたらしい」

シュナイダー「アジア人?…ウチに加われる程のアジア人選手………まさか?」

??「よう、シュナイダー!」

シュナイダー「な、なにィ!お前は!」

そして今後のプロ生活の頼もしき仲間を得た。

後日地元紙はこう書いた。ブンデスリーガが欧州4番手と言う過小評価はバイエルンと
バイエルンのワールドユース三羽ガラスが終わらせてくれるかも知れないと。


0ch BBS 2007-01-24