【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】

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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[197]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ ：2015/07/11(土) 11:55:51 ID:nNtA6m4Y
パスカル「ま、まずい……ぶつかる！」

岸田「っと……おい！　ジャンプしないのかよ……って、うわああああー！？」

ドーン！　ガッシャーーーン、ガリィッ！
……ピィイイイイイイイイイイイイッ！！

実況「あ～っと！　ここでパスカル選手、ゴールを目前にして反則だ！！
飛び出してタックルに向かった聖徳ホウリューズのＤＦ・岸田選手の足を削ってしまいました！
審判はカードこそ出さないものの、パスカル選手に厳重に注意をしている模様。
後半も１２分を過ぎ、そろそろこの１－１の拮抗した状況から抜け出したかったルナティックス、
ここで焦ったか～～～～～～～～～～～～～～～！？」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！」
「おいおい、何やってるんだよパスカルー！」「くっそー、どうなるんだこの試合！」

鈴仙「（観客席の様子が割と元通りになってる……！　っていうのはもはやどうでもよくて！
ここでパスカル君が反則を取られて――そして、聖徳ホウリューズのフリーキックになったのはマズいわね。
岬君を想定よりも早くに反則で交代させ、しかも選手の負傷も相次ぐこの状況。
遅攻では無く、リードを拡げに行く方向で進んで来る筈よ……！？）」

申し訳なく頭を下げているパスカルを尻目に、鈴仙はこの状況下に焦りを覚える。
これでボールは再び聖徳ホウリューズに渡り、そして聖徳ホウリューズには秦こころという新戦力が居る。
鈴仙の推測が正しければ、彼女の能力は松山のプレーをまねるだけでは無く――。

こころ（哀）「岸田……私の弟になれ」

岸田「ならねぇよ！　くそっ、治療に行って来るか……バトンタッチだな、石田」

石田「松山……俺を弟にしてくれ……」

こころ「え、それはちょっと引くわー」（←素に戻ってる）

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