※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】


[256]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/07/16(木) 00:44:39 ID:OWesK/y+
★ウサギB→パス 46 ( ハート5 )( 5 + 6 )=57★*フラグ回収&ポテンシャル解放!
★石田→パスカット 43 ( クラブK )( 5 + 6 )+(軽傷治療済-1)=53★*負傷悪化!
≧2→てゐ、パスキャッチ。

石田「ま、松……松山ァアアア!」

ブチッ! ブチブチブチッ!!

ウサギB「あの人……自分の体中の筋が切れているのに。
それなのに、それすら気にせず、ただ執念のままにパスカットに飛んでいる!
な、なんて動きなの……!? 理解不能、理解不能、理解不能……!?」

ウサギBのパスに飛びついた石田の執念は、まさしくウサギBのデータの範疇外だった。
既に負傷しているにも関わらず、まるで痛みを感じないかのような鮮やかな跳躍。
肉体の限界を突破しているにも関わらず、物理法則を無視するかのような飛翔。
彼はかつて敗北した松山への恨みから、人としての感情を殆ど捨て去っていた。

ウサギB「(どうして……? この人だけじゃない。鈴仙さまだって佳歩ちゃんだって、
今日の試合のパスカルさんだってそう。あの人達はどうして、いつもこうして、
データに無いプレーばかりをするんだろう……?)」

それは、統計を重んじ、客観的なデータを愛するウサギBにとって、理解不能な行為だった。
いや、石田の今のプレーに限らず、ウサギBの周囲には、理解不能な人物が多すぎた。
彼らはいつも、ウサギBのデータに無い行動をして彼女を悩ませる。

ウサギB「(前半戦に小田……とかいう人にボールを奪われた時もそうだった!
あの時だって、統計的に考えれば私が勝利するに決まっていたのに……!?)」

スパイ顔負けの情報収集力や計算能力を持つウサギBは、しかし想定外への脆さを併せ持つ。
要するに彼女は、理不尽さが本当に大嫌いだった。
格上に期せずして勝つ事の方が、順当に負ける事よりも嫌いだった。
……しかし。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24