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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】


[271]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/07/19(日) 03:02:36 ID:Ua2lGp8M
パスカル「(てゐが上がっているこの状況。……『インビジブルデューパー』でゴールを撃ち抜く、
絶好の機会かもしれない。だったら――)それっ! もう一回だ、てゐ!」

グワァァッ、バシュウウウッ!

実況「パスカル選手、先ほどボールを零したてゐ選手へとスルーパス! 左サイドの攻撃を大事にしていきます!」

布都「……ここでパスを通したら非常に悪い予感がする。だから、ここは我がいくぞ!
――大丸、お主はこぼれ球を警戒。高杉、お主は万一通った場合のブロックを頼む!」

タッ! シュパァァァッ!

大丸「承知!」

高杉「えっ、待てよ! それって俺が一人でブロックって事か?! やめてくれよ、失敗したら俺の責任になるだろ〜!?」

川上「……だからと言って逃げるなよ、高杉」

実況「対する聖徳ホウリューズは、万能DFの物部布都選手がパスカル選手のパスをカットに飛び出し、
岸田選手が欠け、残り2名しかいないDFにフォローを命じます! これは攻守のエースの一騎打ちだ!!」

パスカル「……俺を信じて、このポジションに置いてくれた奴の為にも。……俺は負けん!」

布都「ふん、奇遇じゃな。我も太子様に守備の要を任ぜられた身! 主に賭ける想いでは負けぬよ!」

パスカル「(俺をトップ下に置いたのってレイセンだから、別に主じゃあないんだけどな……)」


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