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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】
[516]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/08/02(日) 22:39:58 ID:RQjTyqTs
★聖徳チームのこの先→ ハート8 ★
ダイヤ・ハート→こころ(楽)「……」神子「(何時の間にか面が変わってる……。――ま、折角だし、もう少しこれで攻めてみるか)」
神子「(とはいえ。当の屠自古も私の前では気丈に振る舞ってはいるが、もう『ガゴウジサイクロン』は使えまい。
私自身も、ゲームメイクをするか、点を取りに行くか。どちらも両立して行える程は無い。さて……)――ん?」
こころ(楽)「…………」ジーッ
神子「……あれっ。何をやっているの。勝手に面を変えてしまって」
苦し紛れであるとは分かっていながらも、神子が次の方策を軽く練っている時。
何時の間にかお面を変えて、こころは神子の事をじーっと見つめていた。
顔はいつも通りの無表情であるが、今度は何一つとして喋る気がないらしい。
……いや、『言いたい事も言えない』だけかもしれないが、彼女は兎に角静かになっていた。
こころ(楽)「…………」
神子「……えーっと。『折角だから、自分も少しは活躍したい』ですって?
でも、他の面と違って、この『楽しむ猛毒の面』は地味だからなぁ。
正直、今の状況を打開するには力不足と言うか」
こころ(楽)「…………」
神子「――まぁ、分かったよ。どうせ私はこの試合でこれ以上は望まない。
だったら、次のキックオフからのゲームメイクは任せるから。好きなようにやってみなさい」
こころ(楽)「…………」
トテトテトテ……
どうやらまだ試していなかった面の力を使ってみたかったらしい、彼女の言外の欲を聞き取った神子は、
半分呆れたように彼女の申し出を受け入れる事にした。
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0ch BBS 2007-01-24