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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】


[575]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/08(土) 01:07:11 ID:???
鈴仙「…………!」

最初は取り乱していた鈴仙も、この期に及んでは少しだけ順応できていた。
事前に藍や永琳から、紫の計画や悪意などについて聞き及んでいたから、覚悟があったのかもしれない。
ともかく、鈴仙を見据えて、彼女は虚ろにこう言い放った。

紫「私が退治を望むのは、正確には中山政男だけでは無い。
鈴仙・優曇華院・イナバ。貴女もまた、幻想郷の理に従って、博麗の巫女により退治されるべきと考えます。
何故なら貴女もまた、中山政男の共犯。
なにせ貴女は、彼の持つ『希望』による影響を一心に受け、それを幻想郷中へとバラ撒いた張本人だからね」

鈴仙「……そう、ですか」

紫「あら。思ったより反応が薄いわね。誰から事前に話を聞いていたのかしら」

この言葉を聞いて、紫は藍と自分の密会――力が減退した紫を救うための計画――が
発覚してしまったのではないかと強い畏れを抱いた。
アレは紫に決して聞かれてはならない、と藍も強く念を押していたのだから。
しかしそれは杞憂だったようで、紫はなんてね、と悪戯っぽく呟くと、これ以上の追及は行わない。
ただし、彼女は代わりに鈴仙の耳元へと近寄り、こう甘い言葉を吐いた。

紫「……貴女はここで諦めて、『退治』されれば良いの。そうしたら、誰も何も傷つく事は無い。
中山政男は帰り、貴女は元の生活に戻るだけ。……何も、辛い事は無いのよ」

鈴仙「…………」


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