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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】


[576]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/08(土) 01:10:02 ID:???
霊夢「退治と言っても、弾幕ごっこでも弾幕アクションでも無いわ。これは形式的な……いわば儀式。
『幻想郷を破壊し得る力を持った中山政男は、その部下共々博麗の巫女にやられました。
その後、皆で宴会をやりました。結局、中山政男も案外大した事なく、幻想郷はいつもの幻想郷のままでした。』
……そんな、いつものストーリーを。いつもの世界を繰り返す為にも必要な茶番を。
――鈴仙。アンタと中山君は演じてくれれば、それで良いのよ。
紫にハメられて悔しい気持ちは分かるけど、……私だって、これ以上良い方法は無いと思うし」

霊夢もまた、普段のさばさばとした口調は鳴りを潜め、
紫の提案する儀式への参加こそが最善ではないかと提案してくれた。
恐らくそれは紫の策略をも度外視して、
どうすれば鈴仙が一番傷つかずに済むかを、霊夢なりに考えてくれた上での結論ではないかと思った。

鈴仙「(八雲紫は言った。この場で霊夢により『退治』される事を決めれば良いと。
そうすれば、辛い事はなにも無くなると)」

鈴仙もまた、考えていた。どうする事が、自分にとっての最善なのか。
これまで、【プロジェクト・カウンターハクレイ】や【リアル・幻想・セブン】への参加などの話こそあったが、
それらは全て、中山や鈴仙を排斥しようとする紫と戦う為の選択だった。

鈴仙「(……だけど。私は本当に戦わなくちゃいけないの?
私は本当に信じられる仲間を得て。師匠にも並び立ち得る選手になりつつあって。
その上で――私は一体、何を望もうというの?)」

今ここで、現実に紫と相対して。
あらゆる手段で――そこに姑息が紛れていても――幻想郷全体の為に尽くそうとする紫に、本当に対立すべきなのか。
鈴仙は強い疑問を覚えるようになった。

中山「鈴仙さん。言わなくても分かってると思うが……自分自身が、一番良いと思う選択をするんだぞ。
俺や永琳さん。あるいは輝夜さんなんかに囚われなくても良い。自分の意志がどうあるかに従って……!」


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0ch BBS 2007-01-24