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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】


[577]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/08(土) 01:24:17 ID:HvKIT762
紫「――静かに。これ以上貴女の思想が。……希望の力が感染しては堪らないわ」

中山「ぐっ……!」

鈴仙「(希望……それだけ取り出すと良い言葉だけど。
希望を得る為には多くの困難に立ち向かわないといけないし、
強い希望を持っていると、その分感じる絶望だって大きくなってしまう。
だから、八雲紫が病毒のように扱うのも、あながち間違いじゃないのかも)」

不意に鈴仙の眼前に現れた、新たなる選択肢……紫とは戦わないこと。
その魅力的な内容に、鈴仙は思わずこれまでの記憶すら忘れてのめり込みそうになる。
しかし同時に鈴仙は、中山が最後に放った言葉も思い出していた。

『自分の意志がどうあるかに従って』。――鈴仙は、紫にこう返答した。

鈴仙「私は……」

A:それでも希望を諦めない。異変の主犯として、自分は霊夢に立ち向かう!
B:もう辛い想いはしたくない。このまま退治され、穏やかな生活を取り戻す。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票し……



鈴仙「……投票なんて、しなくたっていいわよ。こんなの、決まり切ってるんだからさ」


――投票なんかあっても無くても関係ない。
他者の意志なんかに左右されずとも、左右されたとしても。
鈴仙がこの場で出すべき答えは決まっていた。


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0ch BBS 2007-01-24