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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】


[590]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/09(日) 02:44:08 ID:???
紫「更なる絶望で、中山政男の希望に蓋をすると言うのなら、それは止めませんわ。……出来るならば、だけど」

パチュリー「――試合が恙なく行われるのは、嬉しい知らせだけど。
……こんなボロボロのスタジアムじゃあ、もう試合なんてできないわね。
フィールド中に穴は開いてるし、観客席は瓦礫の山だし……。
今からでも、人里のサッカーコートにでも移動すれば良かった?」

紫「いいえ。それには及びませんわ。……この程度の事なら、それっ」

ブウウン。パァァァァァァァァァアアアアアアアッ……!

パスカル「うわっ、凄い! スタジアムがまるで、巻き戻し映像のように元の姿に戻って行くぞ!」

ウサギD「ど、どんな仕組みなんですか!?」

慧音「……八雲紫の得意とする、『境界操作能力』の応用かな。
例えば、『過去』と『現在』の境界を曖昧にし、過去に健在だったスタジアムの光景を復元させたとか」

妹紅「永琳とか輝夜とかと付き合っていると忘れがちだけど。あれも中々におかしい能力だよなぁ……」

鈴仙「(……本当に。ほんっと〜〜〜〜に。八雲紫って力を失いつつあるのよね。
これで本気じゃないとしたら、一体どれだけチート級な妖怪なのよぉ……!)」

紫「……疲れたから、私は別の場所で状況を静観させて頂く事にするわ。
――霊夢。後は頼んだわよ。全ては、私達が愛する幻想郷の為に……」

ブウウン……スッ。

霊夢「あっ、行っちゃった。――全く、紫にも困ったものねぇ。
……しょうがない。私もめんどいけど、試合準備にでも行きますか」

タッ、タッ……。


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0ch BBS 2007-01-24