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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】


[635]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/13(木) 00:31:28 ID:???

魔理沙「くそっ、粘るな! メイド業で鍛えた足腰は伊達じゃないって事か。でも、この位置なら……!」

グググッ……ポロッ。
――ピィイイイイイイイイイイイイイイッ!

実況「おっとここでホイッスル!
魔理沙選手のタックルに咲夜選手は持ち堪えきれず、ボールを後方へと零してしまいました!
よってここは、博麗連合のコーナーキックで試合再開となります!」

パチュリー「(……やはりこうなってしまったわね。チーム力の差もあって、
完璧にボールを前に送れない限りは、どうあってもボールを前へと追いやられてしまう。
――重々想定はしていた展開だけど。やはりこれが続くと……厳しいわね)」

咲夜「(今の場面。一番キープ力のある私がもっと頑張る必要があったのに……!)」

陸「(体力はまだあるけど、なーんか嫌な感じアルな)」

レミリア「(私の勘が告げているわね。この前半5分のコーナーキック。
これがいきなり、この試合における大きな山の一つになると……。
――はてさて。どっちの有利に傾きますやら)」

審判のジャッジに従い、博麗連合の、スカーレットムーンズのメンバーが集まる。
その中には当然霧雨魔理沙やその他博麗連合の攻撃陣は勿論、別格のオーラを纏った博麗霊夢もまた含まれている。
圧倒的な個を打ち破り、一度は息を吹き返しかけた紅魔スカーレットムーンズ。
彼女達は次に、個では無く集団によって、再び窮地に立たされる結果となった。


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0ch BBS 2007-01-24