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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】


[639]鈴仙奮闘記 ◆pXM64Uz50c :2015/08/14(金) 00:39:51 ID:???
魔理沙「ぐぁぁっ!」

陸「あだーーーーっ!」

スカーレットムーンズは、この時点でも辛うじてではあるが堅守を貫いていた。
小町のポストプレイこそ通したものの、そこからの魔理沙の『ブレイジングスター』すらも、
大人数でのクリアとレミリアのフィジカルによる威力減衰もあって、陸は辛うじて弾けてはいた。
……しかし、これがスカーレットムーンズの限界中の限界だった。

霊夢「……決める!」

咲夜「霊夢……!(――美鈴が敗れ、陸君が飛び出し、お嬢様とメイド妖精達は吹き飛ばされた。
やはり霧雨魔理沙は侮れない存在だった。そして、それ以上に霊夢は危険……!)」

バッ!

霊夢が高いボールに動きを合わせた中、
ただ一人まともに守備に動けるのは、もはや咲夜しか残されていなかった。

咲夜「(あの構えだと……きっと霊夢が放つのは必殺の『夢想封印・瞬』ではなくて
オーバーヘッドキック……もとい、『巫女サマーソルト』に違いない。……けれど)」

バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!

――そして、そんな咲夜が驚嘆する程に、霊夢は自然と高く飛び上がった。
自然。そう表現するのが相応しいまでに、霊夢は空中へと浮かび上がっていた。
1メートル2メートル程度では無い。このモリヤスタジアムを一望できる程度に。


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0ch BBS 2007-01-24