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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】


[708]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/19(水) 01:03:32 ID:???









世界中の全てが崩壊したような音を奏でる、勇儀の『三歩必殺』と違い、萃香の『三歩壊廃』が発した音はあまりに小さい。
壊し廃する為の三歩は、世界のいかなる秩序をも崩しはしない。
しかし、萃香によって弾かれたレミリアの『バイシクルレッドサン』は、
僅かにしか発しない轟音の中に、とてつも無い破滅が植え付けられており。
それは――今や唯一ゴールを守っていると言っても過言では無い陸の手元、いや足元で爆発する事となった。

陸「な、なんじゃ……コラ。紅魔大人(レミリア)が蹴ったシュートを、
何時の間にかシュートに割り込んでいた鬼の子が蹴り返して……こっちに、こっちに……!
こここ、ここここここ……こ っ ち に 、 向 か っ て 来 て る ア ル〜〜〜〜〜!!???」

ォォォォォ……オオオオオオオオオオオオオオ オ オ オ オ オ    オ     オ    ッ  !!

撃ち返された太陽の弾幕は、反射された際には青白い炎となって帰って来ていた。
火を蹴り出す程度ならば簡単だ。簡単ながら修行を受けた陸なら容易く出来る事だ。
しかし、彼女はそれすらを良しとしなかった。
何故なら、今反射されたシュートは青白いとは言え、まさしく太陽そのものだったからだ。


陸「あ、アイヤ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!! ら、らら……『雷斬脚』〜〜〜〜ッ!」

ゴオオオオオッ! ダッ、バギイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!


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0ch BBS 2007-01-24