※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】


[709]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/19(水) 01:08:57 ID:ZnMjp8fs
この絶望的状況下でも、ボールがゴール前へとやって来るまでの僅かな時間で、陸は本能的に右脚を差し出す事ができた。
これは陸がサッカーにおいても天賦の才を抱いている事の証拠にはなったが、それ以上の効果は無い。
反転する太陽を、僅か人間一人の力で制圧する事は、努力とか奇跡とかそうした理屈は抜きにして、物理的に不可能だった。

ゴッ……! ゴォッ。ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオッ! ボオオオオオオオオオオオオオオオオッ!

陸「あ、あが、っ……! や、焼ける……! も、燃えるアル……! まだ、死にたく、無いアルね……!!」

シュートに対して足を触れたは良いものの、陸の限界はそこまでであり、
残りはシュートに対して掛かっていた強烈な縦回転をなぞるように、陸はボールが持つ重力に引っ張られて行った。
陸の身体は縦に大きく吹き飛び、撃ち返されたシュートは横方向――ゴールへの垂直直線運動を続ける。
そして、その結果は当然だった。そう。信じたくないにしろ……これは、ごく当然の結果だった。


ズバァァァッ! ……ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!
ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ……!


――萃香による得点。そして前半の終了を示すホイッスルが同時に鳴る。
それは友情を繋ぎ、同点という名の希望を掴んだ筈の紅魔スカーレットムーンズは一転。
前半終了時点で2点のビハインドという、最悪の現実を叩き付けられた事を証明していた。


紅魔スカーレットムーンズ 0 − 2 博麗連合2015


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24