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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】


[717]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/20(木) 00:20:49 ID:???
ザワザワ……ザワザワ……。

鈴仙(観客席)「え……? 何、アレ……?」

佳歩(観客席)「あの紅魔スカーレットムーンズが無得点で、しかも2点差……。それも、前半戦だけで?」

霞(観客席)「スカーレットムーンズは間違いなく全力。
……いや、むしろ後半戦を顧みず、全力以上の攻勢に出続けていたのに……!」

輝夜(観客席)「……あー、こりゃもう試合終わったわね! 試合結果は33−4かな!?
もう帰ってゲームしてた方が良いんじゃない!?」

妹紅(観客席)「――輝夜、空気読んで」

輝夜(観客席)「ご、ごめん。……流石に悪かったわよ」

ウサギC(観客席)「(33てんとれるいっぽうてきしあいで4しってんするもりさき むのう)」

――萃香が放った渾身のカウンターシュート、四天王奥義『三歩壊廃』。
それはパッと見に分かる破壊力だとか派手さは乏しい。しかし。それは確実にえげつなく、おぞましく。
このフィールド上に漂っていた見えない『何か』を完膚なきまでに破壊し尽ていた。

永琳(観客席)「……見なさい、フィールド上のスカーレットムーンズメンバーを。
嫌味なまでに自信に満ち溢れていた彼女達がああも崩れるなんて。とても、滅多にお目に掛かれないわ」

永琳は僅かな親しみと同情を籠めながら、フィールドを指し示す。
あの永琳がライバルチームの選手に対し、ここまで感傷的になるのも珍しいと思って、
鈴仙はふと目線をフィールド上に向け直すと――そこには、とても「感傷的」では済まされぬ、傷ましい光景が広がっていた。


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0ch BBS 2007-01-24