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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】
[723]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/08/20(木) 00:35:29 ID:???
針妙丸「ねぇ霊夢。大丈夫? さっき、結構ケンアクなムードっぽかったけど」
霊夢「……何よ。アンタ、途中から起きてて聞いてたのね」
フィールドとは一変し、静かでがらんとした、ロッカールームへと続く廊下。
そこで小人サイズに戻った針妙丸は霊夢の頭上で、心配気に声を掛けてくれた。
霊夢は最初、悪趣味ね、と冗談めいてぼかしつつ、彼女に対し無視を決め込もうとしていたが。
針妙丸「……魔理沙は、自分はボロボロになっても良いから、霊夢と一緒に戦いたい。
でも霊夢は、魔理沙にボロボロになって欲しくない……んだよね?」
霊夢は、針妙丸がふと発したこの一言に対し、どうしても何かを言いたい。伝えたい。
そんな強い気持ちにふと囚われてしまい――。
霊夢「……魔理沙はそう思ってるのかもね。でも、私がそんな事、思う訳ないでしょ?
さっきだって、アレじゃあ試合にならないと思ったから、何とかして連携を取り戻したいって思っただけ。
いわば戦略的説得よ。うん、それ。戦略的説得」
その刹那。こんなにも恥ずかしい気持ちを抱いていた自分に腹が立ってしまい、
針妙丸の問いかけに対し、……霊夢は反射的に嘘を吐いた。
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0ch BBS 2007-01-24