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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】
[738]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/08/22(土) 01:56:14 ID:???
結局正GKには成れたものの、正キャプテンにはなれなかった森崎は、
それでも諦めず自身の派閥を作って、霊夢に意見する機会を設けていた。
しかし、その際森崎は、利害関係が一致し親睦を深めた魔理沙を通じて意見を発信するようにしている。
一見中立で冷静であるように見れる霊夢はどこか、魔理沙に対して特別に甘い所があるため、
魔理沙をメッセンジャーにすると、自分の意見が通りやすいという利点があると森崎は知っていた。
……しかし、その肝心な魔理沙は居ない。
先ほど霊夢と会い、「飲み物を買いに行く」と言ったきり、戻って来ていなかった。
森崎「(……まぁ、今ムリに言ってやる事でもねぇか。それに不意打ちなら何時だって出来る。
敵を欺くにはまず味方から、とも言うしな。ククク……)」
試合再開3分前を切っても戻ってこない魔理沙を、森崎は待つのを止めた。霊夢への進言もしなかった。
戦略家でもあり奇策家でもある彼は、現在進言しない事で、今思いついた奇策をより効果的に行えると判断したからだ。
この飽きっぽさ……では無く柔軟さも森崎の特徴だった。
森崎「(前半で俺の体力は割と減ったが、それは相手も同じ条件。
だから相手がそう攻めようとも、後半開始直後から特攻することはない筈だ。
さーて。どうやって目立つか考えようかな。無難にゴールトゥゴールか、それとも根釈迦ポーズか……)」
どこまでも前向きに、自由に発想し、そして努力し。森崎は未来を切り開いて来た。
それはこれまでの人生でもそうだったし、この幻想郷にやって来た今もそうである。
だから、きっとこれからの試合、これからの人生でもそうなる筈だ。
そう思って森崎は後半に備えて大きくノビをして――。
……ズキッ!
森崎「……ッ!(――またかよ。また腰が痛みやがった……練習のし過ぎか?)」
腰に鈍く走った痛みが、現実やら限界やらを直視しない、間抜けな自分を嘲笑っているような錯覚を覚えた。
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0ch BBS 2007-01-24