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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】
[750]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/08/24(月) 01:06:44 ID:???
レミリアへのサイドチェンジを警戒させることによるパチュリーへのマークの解除。
そしてそれに伴う、パチュリーによる左サイドのドリブル突破。
当初紅魔が考えていたでろう逆転計画については、もはや警戒が行き届いているため、成就は難しい筈だ。
アリスはしたり顔で会話に横から入って、レミリア達にその事実を突きつける。
……しかし。レミリア達の反応はアリスの想像していたそれとは、少し違っていた。
レミリア「ふーん。ま、確かにそうね。でもねぇ、実は私達の策はもう成功してるんだよ」
アリス「何ですって……?」
霊夢「はあ? 今になって負け惜しみ?」
パチュリー「……複雑な手段に対して、その目的は単純って事よ。
私達のパスワークは、不意打ち的な奇襲の為じゃなくて。……ごく簡単な、選手の釣り出しよ」
そう言って、パチュリーはボールをキープした状態で前方へと駆けだした。
彼女の前方には――二人の選手が居た。
天子「おらおらーっ! さっさとボール寄越しなさいー! もう待つの飽きたのよーーっ!」
衣玖「面倒に巻き込まれては困りますからね。キッチリ、仕事はさせて頂きますよ」
ダッ! ダダダッ!
レミリア「奇襲云々は単なる目くらまし。私達が無駄にダラダラパスワークをしているんだって事を悟らせない為のね。
『紅魔がダラダラパスワークを続ける筈が無い。そろそろどこかで攻めに出ようとしている。そのタイミングを掴もう』
――と、思わせ試合を膠着させる一方で。
オーバーラップ好きのDFがしびれを切らして、家来を連れて上がってくれるのを待つべく、時間を稼いでいた訳よ!」
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0ch BBS 2007-01-24