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[995]オータムクラウド先生の応援をヨロシク! ◆2pV1gRdG.o :2015/09/06(日) 22:24:58 ID:???
秋雲は絵を描くことが好きだった。
乞われれば誰の絵でも描いたし、戦闘中も暇さえあればスケッチブックを開いていた。
その絵をどうこうしようと思った事はない。
艦娘の絵は売ろうと思えば売れるのだろうが、写真がある今、その需要は薄いものだと思っていた。
提督の絵なんか売れることもまずなさそうだった。

つまるところ、その日まで秋雲はただ趣味で絵を書いていた。
見せるのは同室の仲間、時々提督ぐらいのものであった。
その内輪では非常に評価が高かったのだが、秋雲は特段それを嬉しいとは感じなかった。

ひょっとしたら私は、そういう感性がないのかもしれない。

などと、少しばかり不安になったこともあったが、考えてみればそれは人格の欠損とは直ちにつながる話でもなかった。
秋雲は自身の絵というものに価値をそれほど感じていなかったのだ。
だから褒められても首を捻るばかりで、嬉しさはさほどこみあげて来なかったのだろう。





しかし。
その日、運命と出会う。


0ch BBS 2007-01-24