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【飛び出せ】ミサト監督の挑戦6【次世代】
[938]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o
:2015/10/17(土) 10:34:17 ID:???
公園のブランコには、あのクローン人間の片割れがいた。
しかし、ここに腰掛けたい気分だけに、無視を貫きブランコに腰を下ろす。
キィ…キィ…
軋む音が夜の闇に響き、公園に集まる若人達はブランコの一角に近寄ろうともしない。
勇気ある若者が近寄ろうとすると…黒服達が来て排除にかかったのだ。
肩書きは、司令と最高責任者の二人。だが。
単なるマダオだ。
若人達は、サッカーに興じている。
ゲンドウ「……ふっ。シンジのほうが上手い。」
ゲンドウはそう言うと、僅かに顔を綻ばせた。
鉄仮面「サッカー…?」
我知らず、鉄仮面の口から出た言葉。
ゲンドウ「球技の一つだ。……私の息子がやっている。」
鉄仮面「……そうか。」
キャッチボールや、サッカーに興じる若者…
鉄仮面「私も、いつか娘とこうした事をしてみたいものだ…」
鉄仮面の脳裏に、笑顔でキャッチボールをする娘が浮かぶ。
ゲンドウ「……失礼を承知で聞く。子と不仲なのか?」
鉄仮面「詮無い事を。……不仲だ。あなたはどうなのだ?」
ゲンドウ「……不仲だ。」
鉄仮面「……失礼をした。」
ゲンドウ「いや……それは互いだ…。」
お互いの目が合う。そして…男達は分かり合った。
どちらからともなく立ち上がり、ガード下へと向かう。
屋台に座り、愚痴を言い合う二人は…どこから見てもマダオのそれであった。
ゲンドウは、鉄仮面にアルバトロス対完日王音のチケットを渡す。
鉄仮面「ゲンドウさんの息子さんか。見てみたいものだ。」
ゲンドウ「カロッゾさんの娘さんのパン屋か。行ってみよう。」
……こうして、ゲンドウの飲み仲間は増えたのであった……。
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0ch BBS 2007-01-24