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【がんばれ】ライ滝第三十五話【甲児君】


[466]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/10/22(木) 23:00:16 ID:???

 前半鉄之城のパス回しに圧力をかけるべく走り回っていた石崎は既に体力の限界に達しているはず。
 そう思い石崎へと視線を向けた高杉だったが、

石崎「いやぁ走った走った。おい井沢、後ろもこんだけ頑張ってんだから後半は早い所楽させてくれよ」

井沢「わかってるっての。ったく、プレスかけてたのは壁の高杉以外全員だってのに偉そうにするなよな」

 そこにいたのは汗だくになりながらも元気に井沢と会話をする石崎の姿であった。

高杉「え? あいつあんなに動き回ってたのになんであんなに元気なんだ?」

田岡「答えは単純。石崎、いやスタメンメンバーにとって前半程度の動きはそこまでの重労働ではないという事だ。
   加えて言うなら前半の石崎は全力で走ってはいない」

高杉「なにィ」

 田岡から与えられた答えに、高杉はそんな馬鹿なと目を見開く。
 前半の石崎の走りの速度が自分の全力疾走と同等か僅かに上だったのは間違いない。
 だのに石崎が疲れていないどころか全力を出してすらいなかったという田岡の言葉は、
高杉にとっては信じ難い話としか言いようがなかった。

田岡「信じられんようだから理由を説明しておこう。
   お前を除く二年の主力組は去年の冬から普段の練習を終えた後も自主的に残って練習を続けていたのだ。
   ……まあ来生だけは早めに体力づくりをさせる必要があるから俺が強制的に練習に参加させたのだがな」

高杉「なん……だと……」


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