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【がんばれ】ライ滝第三十五話【甲児君】


[467]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/10/22(木) 23:01:18 ID:???

 田岡の言葉に高杉は思わず絶句する。
 南葛を率いる田岡監督はスパルタとして知られており、日々の練習だけでも高杉にとっては嘔吐を催す程の物なのだ。
 そんな練習を終えた後に毎日更に自主練を行うなど、高杉にとっては狂気の沙汰としか思えなかった。

高杉「あいつら、なんだってそんな無茶な事を……」

田岡「自分が上手くなる事で助けたい相手がいる。是が非でも倒したい相手がいる。単純にサッカーが好きだから。
   金儲けをする為の下準備。実家で豆腐作りの修行をする時間を少しでも縮める為。特に何も考えていない。
   理由は様々だ。
   共通しているのは皆全員今よりも強くなりたいという確固たる意志を持ち、普段の練習だけでは不足と考えていたという事だけだ。
   お前と違ってな」

高杉「うぐっ……」

 田岡に指摘された通り、高杉は普段の練習に特に不足を感じていなかった。
 スパルタと言われる練習をこなしていれば自ずと全国有数の実力を身に着けられる。
 漠然とそう考えていたのだ。
 なお練習の辛さに耐えかね時々仮病を使い練習をサボっていたのは内緒である。

高杉「その向上心の差が今の俺と石崎……いや、俺と他の連中との差の理由って事ですか」

田岡「そうだ。はっきり言って今のお前はありとあらゆる能力において他の連中と雲泥の差がついている。
   ちょっとやそっとでは追いつけない程にな」

高杉「……じゃあなんで俺をこの試合にスタメンで出したんですか?」

田岡「それは――」


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