【がんばれ】ライ滝第三十五話【甲児君】

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【がんばれ】ライ滝第三十五話【甲児君】

[580]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2015/11/06(金) 23:41:37 ID:???

重巡鍛えまくってる反動で碌すっぽ軽巡育ててない私ですが川内型（と五十鈴）だけは全員改二にしといて本当に良かったと心底思いました
そんな事を思いながら今日も重巡ばっかり育ててる秋イベント前のクソ提督ですこんばんは
閑話休題

　準決勝の翌日。長かったインターハイも遂に最終日、決勝戦の時を迎えていた。
　ここまで勝ち上がってきたのは南葛、そして東邦学園の二校。
　昨年こそ叶わなかったカードであるが、高校サッカーの歴史においては正しく伝統の一戦である。

田岡「よし、みんなきけ」

　そんな大一番を前にして、南葛高校の控え室内もまた緊張感で溢れかえっていた。

田岡「王者南葛。そう言われながら我々の戦績が決して誇れる者でない事はお前達も重々承知しているだろう」

井沢「……」

田岡「これまで全国大会において東邦学園には負け越し、昨年に至っては年間を通して決勝に進む事すら出来ず終い。
　　　これではとてもではないが王者と名乗る事は出来ないだろう。
　　　だがお前達はその苦境をバネに厳しい練習に耐え抜きここまで来た。
　　　俺の指導してきた選手達の中でも、お前達ほど過酷な練習を積んできた者はいない。
　　　良く頑張った。ベスト4の壁を突破出来たのは紛れもなくお前達の努力あっての物だ」

石崎「……」

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