【がんばれ】ライ滝第三十五話【甲児君】

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【がんばれ】ライ滝第三十五話【甲児君】

[659]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2015/11/17(火) 22:07:40 ID:???
>>656-658
しかし本人の喜びとは裏腹にジェラシーパワーは減衰するという

デコー抜きでも浦辺はそれなりに強いです→スペード9
→田岡「多少パフォーマンスが落ちるのは想定内だ。浦辺、後半も引き続きお前に任せる」

田岡「浦辺、お前をスーパーサブとして使ってきたのは45分間ならエースと言って間違いない程の実力を持っているからだ。
　　　だが、全力を出せずともお前の実力は十分高い。東邦相手でも通用するだろう」

浦辺「監督……！」

　交代を覚悟していた浦辺は驚いた表情を浮かべ田岡を見つめる。

田岡「前半終了時点で多少パフォーマンスが落ちるのは最初から想定の内だ。
　　　浦辺、後半も引き続きサイドハーフを任せる。
　　　東邦がお前を体力のないスーパーサブだと見くびっているのであればその評価を覆して来い！」

浦辺「はい！（そうだ、デコーの力がなかろうが俺には自分自身の力があるじゃないか！
　　　　　　　デコーが眠っていたとしても俺は戦える。それをこの試合で証明して見せる！）」

　今まで無意識にデコーに頼り切っていた己を恥じ、浦辺は気持ちを新たに後半への闘志を燃やす。

山森（まだだ。まだ後半途中に出場する可能性はある……のか？　今の俺の力で……）

井沢（ハーッハッハッハ！　山森め、あからさまに意気消沈してやがる。
　　　一方の俺は去年の夏には準スタメンだったし今やチームの主力の一人！　これが実力の差だ！　思い知ったか山森！）

　一方、控え室の傍らではこの結果に井沢が全力でほくそ笑み、嫉妬パワーを大いに弱らせていたのであった。

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