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【がんばれ】ライ滝第三十五話【甲児君】


[67]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2015/08/21(金) 23:26:31 ID:???

デューク「HAHAHAHAHA! いきなりほぼ一人で得点を挙げるとは流石僕だね! さあ、みんなこの宇宙の王者を褒め称えるんだ!」

鉄也「そう口に出されると褒める気も失せるな」

竜馬「たまに思うんだが、君そのウザいキャラクターわざとやってないか?」

デューク「失敬な! この宇宙の王者のどこがウザいというんだい!」

 念願の大会初の先制弾ではあったが、決めたのがデュークという事で鉄之城の選手達の反応はすこぶる微妙であった。

甲児「確かに先制できたのは大きいが、あんまり調子に乗るなよ。
   秋田商工は守備よりも攻撃を主体にしたチームだ。
   俺も可能な限り努力はするが、1点のリードなんてあってない物と思った方が良い」

デューク「フフン、なら僕がハットトリックでも決めてあげるよ。向こうの守備は笊も良い所だったからね!」

甲児「だから調子に乗るなといっとるだろうに……点を取るのは構わないが体力の配分には気をつけるんだぞ」

デューク「勿論さ。だから甲児君は大船に乗ったつもりでいてくれればいいよ。HAHAHA」

甲児(不安だ……)

 調子に乗らないよう釘を刺したがまるで効果がなさそうな事に不安を抱きつつ、甲児は自分のポジションへと下がって行く。


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