【がんばれ】ライ滝第三十五話【甲児君】

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【がんばれ】ライ滝第三十五話【甲児君】

[910]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2015/12/29(火) 23:50:27 ID:???

【2年目9月、練習フェイズ】

　こうして八月のインターハイも終り、全国のサッカー小僧たちは再び頂点を目指し練習の日々を再開させる。
　そんな中大怪我を負った滝は裏でリハビリに努め続け、遂に九月上旬に完全復帰を果たす。
　そしてそれは彼らとのしばしの別れも意味していた。
　本郷たち栄光の七人ライダー。彼らは滝の退院当日、病院の前で各々の愛車と共に滝を出迎えていた。
　彼らは以前話をした通り、活発化し始めたショッカー残党及び彼らをバックアップする黒幕を壊滅させる為の旅に出るつもりなのだ。

本郷「一、退院おめでとう。辛いリハビリを良く頑張ったな」

滝「ありがとうございます。こちらこそ本郷さんたちには護衛で随分とお世話になりました」

一文字「なぁに、気にするな。困った時はお互い様だからな」

風見「だがまだショッカーの刺客がいつ襲ってくるかも分からない。くれぐれも油断はするんじゃないぞ」

滝「はい。分かってます」

　風見の忠告に滝はしっかりと頷きかえす。
　これまでのリハビリ中にも数度、滝の命を狙いショッカーの怪人の襲撃があったのである。
　完全復活を果たした今ならば自衛の手段も十分にあるが、だからといって決して楽観の出来る状況でない事は滝本人が一番承知していた。

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