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【新章】きれぼしサッカー3【突入!?】


[103]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/10/11(日) 18:32:43 ID:PO3CBzys
ようやくにして冷静になり、服も着替えて居間に戻ると、
隅に置かれたアップライトピアノの鍵鍵盤を開こうとしているあずみが見えた。
岬に気づいたあずみは他人の私物を扱っている事に頓着する事もなく、尋ねる。

あずみ「岬くん家にもピアノってあったんだ、ここに来る前はよく引越ししてたって聞いてたけど」
岬「ああ、あれは来客が来た時にお客さんへのおもてなしで使うんだよ」
あずみ「おもてなし?親の仕事を助けようっていうの?さすが岬くん、親孝行ねー」

棒読みでニコニコと笑いながらからかうあずみに、岬もムッとしはじめた。
未だに彼女はバスタオルのまま、しかも下から仰ぎ見るような形で岬を見つめているため、
少しでも視線を外すと彼女の胸元が見えそうになり、余計に平静を失わせた。

岬「ふん、そんな媚を売るばかりでピアノを使ってるわけじゃないさ。自分の趣味にも使ってる」
あずみ「趣味にも?じゃあ岬くんに好きな曲とか、得意な曲とかあるの?」

興味深げに目を光らせたあずみを見て、しまったと岬は後悔した。
この分だと必ず、演奏のリクエストを求められるに違いない。別に技量で不安を感じているわけではないが、
気になっている相手の前でピアノを弾くのは、どうにも気恥ずかしい感じがした。


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