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【新章】きれぼしサッカー3【突入!?】


[203]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/10/25(日) 15:46:55 ID:/dGcR+A2
門門「あなたは『人を遇するには礼をもってすべし』という言葉をご存知でしょうか?
   その昔、中国のとある王様が琴の名人の評判を聞き、王宮で弾かせたいと思い、彼を召し出しました」

王『そなたが琴の名人だそうだな、早速余に聞かせよ』

門門「それを聞いた琴の奏者は、礼節を失わない程度に、しかしはっきりと拒否したものです」

奏者『私は王の琴の音楽を聴きたいとのことで急ぎ参内したものです。ですが
       王はまるで下男に命じるかのように演奏を言いつけられました。
       私は自分を卑しくしてまで琴を弾きたくありませぬ。
       どうしても琴の音色を楽しみたいという事であれば、場を整えて
       身を清め、礼をもって遇していただきたいと存じます。
       そうする事で私も王の為に気持ちよく演奏ができるというものです』

門門「奏者の発言で自らの非を王はすぐに悟りました」

王『おう、そうであった。余が悪かった、許せよ』

門門「その後王は近習に命じ座を設けさせ、自身は斎戒沐浴して身を清め、吉日を選んで
   奏者を招聘し、礼を尽くした後に琴を鑑賞したとの事です。
   国王は絶大な権力を有し、奏者は琴が上手いだけの一介の庶民に過ぎません。それでも
   良き演奏を実現させるために王はそこまでの事をしたのです」


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