※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【新章】きれぼしサッカー3【突入!?】


[214]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/01(日) 16:44:09 ID:???
F 「今日の試合は俺でも危なかった。だがそんな事は問題じゃない。
  負けないという意志を抱き続けられるかどうか、そっちの方が大変なんだ」
------------------------------------------------------------------------------------------
既に終わっているとはいえ、日本サッカーと自身の進退がかかった大一番の試合があった日に、
閉園時間がせまり人気が少なく知った人は全くいない新宿御苑にまで呼び寄せてまで
話をしようというのだ。女性交流が乏しい森崎でもこれまでの経緯から、
「重大な決意」を告白しようとしている事は容易に理解できた。

森崎「(とはいえ、そんな人生で何度もない事をするんだ。なかなか言い出せずにいる)」

そう察した森崎は、本題までに「間」を置く事にした。表面上はサッカーの事を口にして
その実自らの生き方について語る事で、心を落ち着かせる時間を稼ぐことにした。

森崎「今日の試合は俺でも危なかった。だがそんな事は問題じゃない。
  負けないという意志を抱き続けられるかどうか、そっちの方が大変なんだ。
  これからプロになったら、今までの奴らがモブ程度に見える程の化け物が
  ゴロゴロいる。選手だけじゃない。そいつらはマシな方だ。
四方を囲む観客やフーリガン、スタジアム外の野次馬やマスコミ、
サッカーに疎いオーナーやスポンサー。上手くいったらその成果を
  利用し食い物にしようとする政治家やマフィア……思いつくだけでもこんなだ。
  それこそ一日百戦するぐらいでないと、これからやっていけないんだろうな。
  とてもじゃないが、それ以外の余計な事をする余裕なんてなさそうだ」

同時に森崎は、陽子の覚悟を確かめてみようとした。俺と一緒に生き続ける覚悟はあるかと。
憧れではだめだ。熱意では足りない。これから何十年にもわたって戦い続ける闘志と、
自身と対等であらんとする気概があるのか、どうか。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24