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【新章】きれぼしサッカー3【突入!?】
[227]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2015/11/03(火) 21:20:36 ID:KIadJXgo
数週間後、東京都内のとある病院にて。
岬「……見事なまでに書かれていないな」
病室内個室ベッド右脇の机には何十部ものスポーツ紙や雑誌、書籍がこぼれ落ちんばかりに満載している。
そのどれもが、先の全日本VSきれぼしJAPAN戦を扱ったものであり、ようやくにして容体が
安定した岬は、どのように自身の将来が破綻した試合についての記事を読み続けている。
あずみ「片桐グループって、凄いのねえ」
岬の左脇ではあずみがまるで他人事のようにつぶやく。
岬「そうだな。どの記事も極力、普通の親善試合の様に扱おうとしている。
試合結果だけ簡潔に触れたり、大勝やきれぼしメンバーの奇抜さを大きく紹介して誤魔化そうとしたり、
ひどいのになると僕が裏切った事、途中で退場した事さえ書いてないものさえある。
そう言えばあの試合はTV局からの中継も無かった。
映像を無くしメディアを嘘で埋め尽くせば、見てない人間や後世の人達を騙せると思ったんだろうな」
あずみ「騙せるって、あんなに多くの人が見ていたのに?」
岬「そうさ、観客だって、メディアの講評に何十度何百度も浴びせられ、
無関心な人間の無責任な印象論を受け続ければ、
自分の記憶も知らず知らずのうちに彼らよりになっていくさ。森崎だって」
岬は手に取っていた雑誌や新聞の束をあずみに見せる。
岬「これからの集中砲火で外野の敵が増えていくだろうな。大変だ」
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