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【新章】きれぼしサッカー3【突入!?】


[96]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/10/11(日) 18:01:35 ID:PO3CBzys
あずみ「(ダメ、このままじゃ決まらない)」

額にボールを接触させる直前、あずみは自らの不利を悟る。

あずみ「(高度が足りないから敵DF到着前に撃っておく事はできなくなった。
     飛び出し速度も遅いから振り切りもできず、相手に対応されちゃう。なら)」

あずみは発想を逆転した。どう撃っても敵の抵抗にあうなら、その抵抗を利用できないかと。

あずみ「(なら、あんた達をちょっと使わせてもらうわよ、いっけええっ!)」

バッコオオオン!
スヒギュウウウウウン!

門門「(ん?何か回転がかかっているような……)」

カビラ「早川さん大空からヘディング!門門くんの足元をすり抜けるも、伯疲レイくんがその後ろで待っている!」

伯疲レイ「(フン、下を掻い潜らせようとして焦ったか、これではキーパーまでは届かんわい)」

あずみの撃ったボールの軌道は滑空というよりは墜落という位の急角度であり、
キーパーに届かず芝でバウンドする事になるのは確実であった。

伯疲レイ「(とは言え、下で敵にボールを奪われると厄介。大した勢いでもなし、儂がボールをさらってくれる)」

全日本が拾えば手薄になる守備を危惧し、脚を伸ばしてボールを止めようとする。
その足がボールに触れた瞬間、

ギュバシイイイイイッ!

伯疲レイ「んなっ!?軌道が変わった!?」



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