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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】
[120]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/09/09(水) 23:38:46 ID:g/Ix9O0E
鈴仙「はぁ、はぁ……どおっせーーーいっ!」
つかさ「うりゃああああああああああっ!!」
グワアアアアッ、バギイイイイッ……! ―――チイイイッッン!
鈴仙「――い、痛ッ!」
既にその時点で東の空は白み、血塗れになったつかさの首からは生気が若干抜けかけていた。
しかしそれでも尚、シュートを求めるつかさに対し鈴仙が大きく右脚を振りかぶり、
急所を撃ち抜いたところ――つかさの顔面がまるで鋼鉄のように固くなったと感じた。
つかさ「そ、そう。この……感覚です」
鈴仙が痛みに顔を顰めるのを見て、つかさはこの特訓で初めて納得したように頷いた。
そして、独り言を話すように虚空に向かって成果を語りだす。
つかさ「――具体的に何か技やそのきっかけを掴んだ訳じゃないけれど。
何度も痛みや苦痛を受けて、だけどそれでも折れずに立ち向かう。
……今までの私は、そんな覚悟がどこかで欠けていましたが。
だけど、今。少しだけ、そんな心構え――DFとして、最低限の心構えが出来たような気がしました」
鈴仙「(あれだけ蹴られまくって「最低限」だったら、
多分全宇宙のDFやってるサッカー選手は皆、DF失格なような気がする……)」
鈴仙は思わず冷静なツッコミを入れてしまいたくなるが、しかしつかさにとってはきっとそれは真実に違いなかった。
つかさは一見淑女に見えるが、その実はご覧の通りのファンキーガッツウーマン。
理屈や理論では語れない、彼女なりの精神論が組み込まれているようだった。
そして、精神に存在の多くを依拠する妖怪兎にとって、そうした精神論は彼女のメンタリティだけでは無く、
身体能力を高める事にも役立っていたらしい。
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0ch BBS 2007-01-24