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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】


[144]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/11(金) 00:53:36 ID:mN6bWhT+
〜魔法の森・奥部〜

大妖精「ありがとうございます。あの森の瘴気は、私にとってはちょっと強すぎるから。
鈴仙さんが駆けつけてくれなければ、今ごろ一回休みになってました」

鈴仙「空も満足に飛べないなんて、結構な重症よ。……ほら、もっと水で流し込んで。
お師匠様の薬は万能薬だけど、苦いのが玉に瑕だからね」

鈴仙達を呼んだ大妖精は、暗い森の中を長時間さまよっていたらしく、
この森にただよう強い瘴気も相まって、大きく疲弊していた。
気の毒に思えた鈴仙はポケットに常備している永琳の薬を一限、水筒とともに大妖精に渡していた。

つかさ「……でも、どうしてそんな状態になるまで森の中に居たんですか? 迷子って仰ってましたが」

大妖精「ええ。その。……迷子になったというか。迷子を探しているといいますか……」

背丈ではつかさの方が大妖精よりも少し大きいが、温厚で丁寧な性格は二人とも共通していた。
薬を飲んで元気になった大妖精は鈴仙達に対し、これまでの経緯を説明してくれる。

大妖精「私、最初はチルノちゃんと一緒に森に入ったんです。
『一緒に魔法使いごっこをやろう。大きいキノコを採った方が勝ちね』……って言って。
それで、始めたばかりの時は互いが見える場所に居たんですけど、途中から分からなくなって。
それでもどの時は、外に出ればいつかは合流できるって甘い考えだったんですけど。
外への出口が掴めないまま、森の瘴気に充てられて空が飛べなくなって……」

鈴仙「――それで、今に至る……ってワケね」

――そして、大妖精の話は鈴仙達にとって朗報だった。
チルノが今、この森かあるいは周辺にいる可能性がいよいよ濃厚となったからだ。


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0ch BBS 2007-01-24