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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】
[180]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/09/13(日) 23:04:02 ID:hy6RxmoI
パタン。
鈴仙「……はぁ、はぁ。やっと、やっと気絶した……!」
いざ顔面ブロックの練習を開始してみると、鈴仙の予想以上にチルノはしぶとかった。
つかさの時もそうだったが、チルノはそれ以上に負けん気が強かった。
どうしても負けない、弱い所を見せたくない、最強でいたい。
そうした思いから発せられる、子供らしい小生意気な強がりは、しかし終盤になると鈴仙にとって恐怖に感じた。
鈴仙「……信じられない。三千回は全力で顔面を蹴り飛ばしたのに、
一回休みにすらならず、意識を失う寸前まで全然気力が衰えてなかったわよ。
普通の人間だったら今頃、良くて植物人間。悪けりゃ死んでるな筈なのに」
つかさ「……そうか。分かりましたよ鈴仙さま」
そして、鈴仙にとってはおぞましかったチルノの挙動は、つかさにとっては至極納得の行く道理であったらしい。
ぐったりと倒れ込んだチルノの横顔を見つめながら、つかさは興奮を抑えながら鈴仙に語ってくれた。
つかさ「――要するに、「やる気」なんです。彼女の場合は」
鈴仙「は?」
が。小一時間の暴力の末に得たつかさの気付きは、たったの一言。
温厚な鈴仙は思わず威圧的な口調で問い返してしまうくらい、その結論は単純だった。
つかさ「――単純に、彼女はやる気、気合、根性……全てにおいて、優れているんです。
そして、その引き金となる動機も多い。
種族妖精として感じる、他種族へのコンプレックス……。最強になりたいという願い、大妖精さんを守りたいという想い、
ライバルである光の妖精に負けたくない意地、密かに憧れている来生さんに追いつきたいという目標、
――色々な気持ちがあるからこそ、彼女は強いんです」
鈴仙「な、成程……(今のでそこまで分かったんだ……覚り妖怪か何か?)」
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0ch BBS 2007-01-24