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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】
[181]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/09/13(日) 23:05:37 ID:hy6RxmoI
無論、こうして正確に話を聞けばつかさは一連のチルノの頑張りに、明確な意義を見出しているようだった。
チルノの強さを語った後、つかさは自分の弱さについて鈴仙に語ってくれた。
つかさ「私は……今にして思うと、彼女程色々な気持ちが無く。
また、一意に専心する事こそが最上だと考えていました。
私はただ守る。Dちゃんを、姫様、チームの皆を守る。ただそれだけだ……と。
勿論、こうした気持ちは大事です。だけど、私はそう考える事で、甘えを許していた気がするのです。
『皆を守る事さえ出来れば、自分は最強で無くとも構わない。弱くとも構わない』。
一つの考えに固執する事で、私は他の考えを深める努力を怠っていたのだと思います」
鈴仙「他の考えを、深める努力……か。――何だか、中山さんみたいな事を言うのね、つかさったら」
つかさ「鈴仙さま程じゃないですよ。鈴仙さまはチルノ以上に行動で示していますよ。
中山さんが教えてくれた、道が無くてもなお、もがこうと努力する事の大切さを。
……兎に角、私は分かりました」
ゴオオッ……!
つかさがそう呟くと同時に、風のようなうねりを上げて強烈な妖力が渦巻いた。
それはこれまで鈴仙が片鱗のみ感じていた、
つかさの体内に眠る「ガッツ」のポテンシャルそのものだった。
つかさ「サッカーにおける「ガッツ」とは、純粋な体力では無いのです。
刻一刻と変わりつつづける状況下で、最善のプレーを維持する為の精神力。
ごく一瞬のチャンスに、如何に食らいついていけるかの集中力。
心技体全てが揃って初めて、ガッツというものは満たされるのです!」
そう豪語するつかさの佇まいにハッタリは無く、
実際に彼女からはこれまでよりも更に一回り上の、瑞々しい「ガッツ」に溢れていた。
鈴仙「(うんうん。何か色々酷い事もあったような気もするけれど。
結果的にはつかさが更に成長できるきっかけを掴んだみたいで、めでたしめでたしね……多分)」
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0ch BBS 2007-01-24