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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】


[222]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/16(水) 00:46:14 ID:???
森崎「……分かったよ。じゃあドクター。一つだけ聞かせてくれ。……俺は明日の決勝戦に出られるのか?」

ゴクリ……。

単刀直入な森崎らしい質問だったが、その豪胆さとは裏腹に彼は大きく唾を飲みこんでいた。
しかしどうやら、本人はその音を発したのは自分では無いと強く信じているようだった。
永琳はそんな森崎の心の機敏を気にせず、単刀直入に応えた。

永琳「ええ、出られるわよ。もっとも、安全は保障できないけどね」

森崎「……!」

無慈悲に森崎の心を抉る永琳。しかし、森崎もまたこの程度で引き下がる男では無かった。

森崎「じゃあ、薬を出してくれ。俺が明日も、これからも戦えるような、劇的な完治薬を。
……あらゆる薬を作る程度の能力、天才。なんだろ? その位チョロイ筈だぜ」

森崎は名医であり名薬剤師である八意永琳の評判を知っていた。
だから、最悪ここで自分の腰がどうしようも無かったとしても、何とかなると信じていた。
かつて彼女が、中山の全身を一瞬にして癒したように。実際、永琳も首を縦に振った。

永琳「ええ、出来るわ。全てで貴方の今の腰を改善させる薬位、幾らでも調合出来るでしょう」

森崎「! だったら……」

しかし、薬の処方を迫らんと立ち上がった森崎を制するように、永琳はもう一つ付け加える。

永琳「……だけど。次に貴方がサッカーをした場合。
貴方の腰は再びその強烈な衝撃によって、間違い無く歪むでしょう」

森崎「なっ……!」


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